まずは よろしく
このシリーズでは、トレードをあえて賭け事、つまりギャンブルであると表現し、アナタが賭け事で成功するために理解すべき7つの重要な考え方について触れていく。これは、長期的に賭け事で成功を収めるために身に付けなければならない考え方だ。ギャンブルを否定し、リスクを取ることを嫌いながらもFXで成功を夢見る 利己主義な方には、全くもって役に立たない話 である。
③金を儲けることより正しい判断を下すことを優先させる
長期的視野でトレードすることの大きな利点は、唯一の重要なこと ━ 正しい判断を下すこと ━ に集中できる点だ。
もしアナタが短期的視野なトレーダーであれば、厳格なトレード手法の有無に関わらず、値動きの全てにエントリーすれば利益を出せると考えている。だからチャートを見ている間、常に決断を迫られているはずだ。
トレードには、エントリー・損切り・利食いの3つの判断が必要になる。ただこの時点では、『正しい判断』が何を意味するのか多少の議論が必要になってくる。
相場には上昇トレンドと下降トレンド、そしてレンジの、3つの相場環境が存在する。個々のトレーダーがどの時間軸を基にこの相場環境を認識するのかは、この場では考慮しないこととするが、一般的に利益を出しやすいのは上昇トレンドと下降トレンドのように値動きがある局面だとされている。
ここで俺なりの定理についてまとめてみる。
アナタは未来の相場が上昇することが分かっていて、買えば利益を得られるのに売った場合、他のトレーダーが利益を得る。また、アナタは未来の相場が上昇することが分かっていて、買えば利益を得られるので買った場合、他のトレーダーが金を失う。
この定理は、トレードでいかに利益を得られ、または金を失われるかをシンプルに説明している。ただし、ある特定の決断がミスであったかどうかを判断する場合、この定理を用いてはならない。
問題は、この定理ではアナタが完全な情報を得ていることを前提としていることだ。現実には、相場の行方など分からないのだから完全な情報を得ていることなど皆無に近い。そもそも、トレードが完全情報のゲームだとしたら、マーケットそのものが機能しない。
マーケットでは、売り手と買い手が存在するから取引が成立する。もし仮に、マーケット参加者全員が、これから価格が上昇することを知っていたら、その参加者全員が買い手となるはず。買い手しか存在しないのであれば、そもそも取引が成立しない。だからマーケットそのものが機能しない。
俺が言う『正しい判断を下すこと』とは、不完全情報の中であっても得られる限りの情報を駆使し、こうするべきだと合理的に期待される、『最高の判断を下すこと』を意味する。
じゃ、チャートでの実例で説明しよう。上昇トレンドが発生していて、他のトレーダーが買い注文を入れまくっている状況のとき、アナタはAの足で買ったとする。
トレーダーは常にチャートの右端で決断しなければならない。このあと、アナタならどうする?
Aの足で買った場合、エントリー直後すぐに決済していたら多少の利益を得ることになる。しかし、保有した場合は含み益が消えてマイナス200pips以上の含み損を抱えることになる。しかし、このドローダウンに耐えて保有し続けると含み損が減り、やがて含み益となる。
一般的に言ってマイナス200pipsもの含み損を抱えるということは、完全に相場を間違えている。未来の相場の行方が『見える人』でない限り、アナタは損切りができないド素人と思われる。もっと酷いのは、含み損に耐えて利益を得たことで舞い上がり、自分にトレーダーとしての才能があると勘違いしてしまうことだ。
チャート上のAの足から下降して再上昇したのは、たまたまだ。Aの足までずいぶん長く上昇トレンドが形成されている。つまり、それだけ買いポジションを保有して含み益を出しているトレーダーが大勢いることを意味する。もし彼らが一斉に決済(つまり、ポジションを売る)して利食ったら相場は下がるだろうし、売りが売りを呼べば暴落になる可能性だってある。
暴落になれば、損切りしないアナタは非常に大きな損失を被ることになっていたはずだ。
トレーダーは常にチャートの右端で決断しなければならないのだが、その先の未来は誰にも分からない。分からない状況、つまり不確実であっても、幾つかのテクニカルを使って情報収集し、判断を下さなければならない。
経験の浅いトレーダーが陥りがちなミスは、トレード本やネット、またはセミナーから得た『聖杯』と思い込んでいるテクニカルで分析すると、必ずその分析結果から得られる情報の通りに相場が動くと信じていることだ。
断言する。世界中に存在するテクニカル分析(インジケーター等)が示す相場の行方は、あくまで『運』であり、『たまたま』そのように動く優位性があるというだけのものだ。
言い換えると、健康診断のようなものだ。『ガンの可能性がある』と診断されたので、精密検査を受けるのと似ている。その確率がどの程度のものかは知らないが、ガンの可能性があれば、そうではない可能性だってある。
つまり、何らかのテクニカル分析で上昇トレンドだと判断して買ったとしても、必ずしも利益を得られるとは限らない。ただ単に、そのテクニカル分析に優位性があるというだけである。優位性を明確にする一定の可変要素には、勝ち負けがランダムに分布する。
優位性があるとは、あることが起きる可能性がもう一つの可能性よりも比較的高いことを示しているに過ぎない。
テクニカル分析が機能することがあれば、うまく機能しない場合も当然ある。大事なことは、テクニカル分析がうまく機能しない場合に損失額をいかに小さく抑えるか、ということだ。
要するに、鉄板の手法だとか、聖杯など相場には存在しない。そんなものの存在を信じて探し続けても意味はない。いい加減に気づけ!
上記のチャート上のAの足でアナタが買い注文を出している場合、アナタが下すべき『正しい判断』とは、アナタが許容する損切り額で決済することである。例え保有し続ければ含み益になる場合であっても、その未来を事前に予測することはできないので、早期に損切りすることが『正しい判断』となる。
たったワンショットのトレードで総資金の30%以上を失うような大損をしたら、それを取り戻すのがどれほど大変なことか。トレーダーにとって最もやってはいけないこと、それが大損だ。
ちなみに、もしアナタがスキャルピングで取引しているなら、薄利決済するのも『正しい判断』となる。
このチャートは、実際に俺がトレードしたチャートだ。最初の1発目はマイナス8pips(70Lot)ほどの損切りをしたが、2発目でプラス286.3pipsの利食いとなった。
最初の1発目を保有し続ければ損切りせずに楽々利益を頂戴することになっていたのだろうが、俺の取引ルールの通りに損切りを行い、そしてもう一度エントリーした。2度目のエントリーでもマイナス8pipsの逆指値を入れていたから、もし2連敗となれば約13,000豪ドルの損失になることを許容していた。俺にとっては1回目のエントリーをタイトに損切りしたことは『正しい判断』であり、もし2回目のエントリーも思惑が外れて損切りになっていても、それは俺にとって『正しい判断』であった。
トレーダーは利益が出るかどうか不確実な状況でリスクを取るわけだから、判断を間違えることは当然ある。間違ったポジションは損失を増幅させるだけだから、早期に損切りしなければならない。その損切りという『正しい判断』ができなければ、長期的に資産を増やすことなどできない。
もちろん、実際のトレードでは俺の取引仕様のチャートのセッティングにしてあるから、幾つかのテクニカルを表示し、マルチタイムフレームでチャートの分析を行っている。
俺のテクニカル分析では、あの場所で『押し目が完了して上がって行く』という優位性があったから買っただけのことで、ハズレたら潔く損切りするだけだ。
利食いに至ったのは『実力』ではなく、『運が良かった』つまり『たまたま』だ。
ただ、過去の記録や統計結果で俺のテクニカル分析を使い続ければトータルで利益が出ることを既に知っているから、優位性があると判断すれば不確実な状況であってもリスクを取っている。
長期的視野でトレードをすれば、『正しい判断を下すこと』ができるようになる。短期的視野で『金を勝ち取ること』を優先すれば、たちまち『正しい判断を下すこと』ができなくなるだろう。
ではなぜ、『金を勝ち取ること』より『正しい判断を下すこと』に重きを置くべきなのか?そもそもトレードの目的は金を稼ぐことではないのか?
問題を再び、トレードの短期での運の優勢に戻す。トレードで短期間に儲けることを確約できる方法は何もない。とにかく不確実なランダムウォークが多すぎる。優れたトレーダーには長期間での儲けが実質的に確約されているが、それは『正しい判断を下すこと』によってのみ確約される。
『正しい判断』によって結果としてトレーダーが金を失うこともあるが、長期的収益を確実にする唯一の方法は、継続的に『正しい判断を下すこと』である。それ以外のことに注力しても無駄だ。確かに工夫は必要だが、数回の損切りで気持ちが凹み、トレード手法をコロコロ変えても無駄だと言っている。最低でも1年は一定のトレード手法を使い続けないと、統計を取るだけの試行回数も集まらないし、その手法の良し悪しを判断することなどできない。
これは、トレードのあらゆる決断に共通する原理だ。正しい判断さえ下せば、個々のトレードの結果は関係ない。アナタが正しいトレードをした結果として金を失うことは必ずあるし、他のトレーダーが無秩序な間違ったトレードをして金を得ることもある。アナタにできることは、こうようなトレーダーは、ゆくゆくは金を失うことになり、正しいトレードをし続けてさえいれば、いずれ金を得られる地点に到着する、との知識で自分を慰めることだ。
金を稼ぐことに気を揉む必要はない。勝率、損益比率、破産確率のバランスが取れた売買ルールを一貫して使い続けること、その『正しい判断を下すこと』だけを気にすればいいのだ。金は後からついてくる。
今、アナタは一貫した売買ルールを持っていないのなら。
どんなクソルールでもいいから、何か決めてルールを作れ!そして最低1年分の過去検証をやってみろ。アナタが取引する銘柄すべての過去検証をな。トータルの収支がプラスなのかマイナスなのかを徹底的に検証するんだ。
非常にめんどくさい作業になるはずだ。俺だって何年もかけて検証をやってきた。いくつものクソルールを作っては過去検証し、改善し、更に過去検証をした。マウスのクリックのしすぎで右手の人差し指が腱鞘炎になったこともある。
そうやって現行の売買ルールにたどり着き、人生を変えた。
今日は気合を入れて記事を書いてみた。役に立ったと感じたら、ちゃんとクリックしてくれよな。
次回は、『金への執着心を捨てること』について書くぞ!
⇒ 賭け事で成功するために必要な思考習慣④
FXパーソナルコンサルティング
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このシリーズでは、トレードをあえて賭け事、つまりギャンブルであると表現し、アナタが賭け事で成功するために理解すべき7つの重要な考え方について触れていく。これは、長期的に賭け事で成功を収めるために身に付けなければならない考え方だ。ギャンブルを否定し、リスクを取ることを嫌いながらもFXで成功を夢見る 利己主義な方には、全くもって役に立たない話 である。
③金を儲けることより正しい判断を下すことを優先させる
長期的視野でトレードすることの大きな利点は、唯一の重要なこと ━ 正しい判断を下すこと ━ に集中できる点だ。
もしアナタが短期的視野なトレーダーであれば、厳格なトレード手法の有無に関わらず、値動きの全てにエントリーすれば利益を出せると考えている。だからチャートを見ている間、常に決断を迫られているはずだ。
トレードには、エントリー・損切り・利食いの3つの判断が必要になる。ただこの時点では、『正しい判断』が何を意味するのか多少の議論が必要になってくる。
相場には上昇トレンドと下降トレンド、そしてレンジの、3つの相場環境が存在する。個々のトレーダーがどの時間軸を基にこの相場環境を認識するのかは、この場では考慮しないこととするが、一般的に利益を出しやすいのは上昇トレンドと下降トレンドのように値動きがある局面だとされている。
ここで俺なりの定理についてまとめてみる。
アナタは未来の相場が上昇することが分かっていて、買えば利益を得られるのに売った場合、他のトレーダーが利益を得る。また、アナタは未来の相場が上昇することが分かっていて、買えば利益を得られるので買った場合、他のトレーダーが金を失う。
この定理は、トレードでいかに利益を得られ、または金を失われるかをシンプルに説明している。ただし、ある特定の決断がミスであったかどうかを判断する場合、この定理を用いてはならない。
問題は、この定理ではアナタが完全な情報を得ていることを前提としていることだ。現実には、相場の行方など分からないのだから完全な情報を得ていることなど皆無に近い。そもそも、トレードが完全情報のゲームだとしたら、マーケットそのものが機能しない。
マーケットでは、売り手と買い手が存在するから取引が成立する。もし仮に、マーケット参加者全員が、これから価格が上昇することを知っていたら、その参加者全員が買い手となるはず。買い手しか存在しないのであれば、そもそも取引が成立しない。だからマーケットそのものが機能しない。
俺が言う『正しい判断を下すこと』とは、不完全情報の中であっても得られる限りの情報を駆使し、こうするべきだと合理的に期待される、『最高の判断を下すこと』を意味する。
じゃ、チャートでの実例で説明しよう。上昇トレンドが発生していて、他のトレーダーが買い注文を入れまくっている状況のとき、アナタはAの足で買ったとする。
トレーダーは常にチャートの右端で決断しなければならない。このあと、アナタならどうする?
Aの足で買った場合、エントリー直後すぐに決済していたら多少の利益を得ることになる。しかし、保有した場合は含み益が消えてマイナス200pips以上の含み損を抱えることになる。しかし、このドローダウンに耐えて保有し続けると含み損が減り、やがて含み益となる。
一般的に言ってマイナス200pipsもの含み損を抱えるということは、完全に相場を間違えている。未来の相場の行方が『見える人』でない限り、アナタは損切りができないド素人と思われる。もっと酷いのは、含み損に耐えて利益を得たことで舞い上がり、自分にトレーダーとしての才能があると勘違いしてしまうことだ。
チャート上のAの足から下降して再上昇したのは、たまたまだ。Aの足までずいぶん長く上昇トレンドが形成されている。つまり、それだけ買いポジションを保有して含み益を出しているトレーダーが大勢いることを意味する。もし彼らが一斉に決済(つまり、ポジションを売る)して利食ったら相場は下がるだろうし、売りが売りを呼べば暴落になる可能性だってある。
暴落になれば、損切りしないアナタは非常に大きな損失を被ることになっていたはずだ。
トレーダーは常にチャートの右端で決断しなければならないのだが、その先の未来は誰にも分からない。分からない状況、つまり不確実であっても、幾つかのテクニカルを使って情報収集し、判断を下さなければならない。
経験の浅いトレーダーが陥りがちなミスは、トレード本やネット、またはセミナーから得た『聖杯』と思い込んでいるテクニカルで分析すると、必ずその分析結果から得られる情報の通りに相場が動くと信じていることだ。
断言する。世界中に存在するテクニカル分析(インジケーター等)が示す相場の行方は、あくまで『運』であり、『たまたま』そのように動く優位性があるというだけのものだ。
言い換えると、健康診断のようなものだ。『ガンの可能性がある』と診断されたので、精密検査を受けるのと似ている。その確率がどの程度のものかは知らないが、ガンの可能性があれば、そうではない可能性だってある。
つまり、何らかのテクニカル分析で上昇トレンドだと判断して買ったとしても、必ずしも利益を得られるとは限らない。ただ単に、そのテクニカル分析に優位性があるというだけである。優位性を明確にする一定の可変要素には、勝ち負けがランダムに分布する。
優位性があるとは、あることが起きる可能性がもう一つの可能性よりも比較的高いことを示しているに過ぎない。
テクニカル分析が機能することがあれば、うまく機能しない場合も当然ある。大事なことは、テクニカル分析がうまく機能しない場合に損失額をいかに小さく抑えるか、ということだ。
要するに、鉄板の手法だとか、聖杯など相場には存在しない。そんなものの存在を信じて探し続けても意味はない。いい加減に気づけ!
上記のチャート上のAの足でアナタが買い注文を出している場合、アナタが下すべき『正しい判断』とは、アナタが許容する損切り額で決済することである。例え保有し続ければ含み益になる場合であっても、その未来を事前に予測することはできないので、早期に損切りすることが『正しい判断』となる。
たったワンショットのトレードで総資金の30%以上を失うような大損をしたら、それを取り戻すのがどれほど大変なことか。トレーダーにとって最もやってはいけないこと、それが大損だ。
ちなみに、もしアナタがスキャルピングで取引しているなら、薄利決済するのも『正しい判断』となる。
このチャートは、実際に俺がトレードしたチャートだ。最初の1発目はマイナス8pips(70Lot)ほどの損切りをしたが、2発目でプラス286.3pipsの利食いとなった。
最初の1発目を保有し続ければ損切りせずに楽々利益を頂戴することになっていたのだろうが、俺の取引ルールの通りに損切りを行い、そしてもう一度エントリーした。2度目のエントリーでもマイナス8pipsの逆指値を入れていたから、もし2連敗となれば約13,000豪ドルの損失になることを許容していた。俺にとっては1回目のエントリーをタイトに損切りしたことは『正しい判断』であり、もし2回目のエントリーも思惑が外れて損切りになっていても、それは俺にとって『正しい判断』であった。
トレーダーは利益が出るかどうか不確実な状況でリスクを取るわけだから、判断を間違えることは当然ある。間違ったポジションは損失を増幅させるだけだから、早期に損切りしなければならない。その損切りという『正しい判断』ができなければ、長期的に資産を増やすことなどできない。
もちろん、実際のトレードでは俺の取引仕様のチャートのセッティングにしてあるから、幾つかのテクニカルを表示し、マルチタイムフレームでチャートの分析を行っている。
俺のテクニカル分析では、あの場所で『押し目が完了して上がって行く』という優位性があったから買っただけのことで、ハズレたら潔く損切りするだけだ。
利食いに至ったのは『実力』ではなく、『運が良かった』つまり『たまたま』だ。
ただ、過去の記録や統計結果で俺のテクニカル分析を使い続ければトータルで利益が出ることを既に知っているから、優位性があると判断すれば不確実な状況であってもリスクを取っている。
長期的視野でトレードをすれば、『正しい判断を下すこと』ができるようになる。短期的視野で『金を勝ち取ること』を優先すれば、たちまち『正しい判断を下すこと』ができなくなるだろう。
ではなぜ、『金を勝ち取ること』より『正しい判断を下すこと』に重きを置くべきなのか?そもそもトレードの目的は金を稼ぐことではないのか?
問題を再び、トレードの短期での運の優勢に戻す。トレードで短期間に儲けることを確約できる方法は何もない。とにかく不確実なランダムウォークが多すぎる。優れたトレーダーには長期間での儲けが実質的に確約されているが、それは『正しい判断を下すこと』によってのみ確約される。
『正しい判断』によって結果としてトレーダーが金を失うこともあるが、長期的収益を確実にする唯一の方法は、継続的に『正しい判断を下すこと』である。それ以外のことに注力しても無駄だ。確かに工夫は必要だが、数回の損切りで気持ちが凹み、トレード手法をコロコロ変えても無駄だと言っている。最低でも1年は一定のトレード手法を使い続けないと、統計を取るだけの試行回数も集まらないし、その手法の良し悪しを判断することなどできない。
これは、トレードのあらゆる決断に共通する原理だ。正しい判断さえ下せば、個々のトレードの結果は関係ない。アナタが正しいトレードをした結果として金を失うことは必ずあるし、他のトレーダーが無秩序な間違ったトレードをして金を得ることもある。アナタにできることは、こうようなトレーダーは、ゆくゆくは金を失うことになり、正しいトレードをし続けてさえいれば、いずれ金を得られる地点に到着する、との知識で自分を慰めることだ。
金を稼ぐことに気を揉む必要はない。勝率、損益比率、破産確率のバランスが取れた売買ルールを一貫して使い続けること、その『正しい判断を下すこと』だけを気にすればいいのだ。金は後からついてくる。
今、アナタは一貫した売買ルールを持っていないのなら。
どんなクソルールでもいいから、何か決めてルールを作れ!そして最低1年分の過去検証をやってみろ。アナタが取引する銘柄すべての過去検証をな。トータルの収支がプラスなのかマイナスなのかを徹底的に検証するんだ。
非常にめんどくさい作業になるはずだ。俺だって何年もかけて検証をやってきた。いくつものクソルールを作っては過去検証し、改善し、更に過去検証をした。マウスのクリックのしすぎで右手の人差し指が腱鞘炎になったこともある。
そうやって現行の売買ルールにたどり着き、人生を変えた。
今日は気合を入れて記事を書いてみた。役に立ったと感じたら、ちゃんとクリックしてくれよな。
次回は、『金への執着心を捨てること』について書くぞ!
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