まずは  よろしく




10月も良い値動きだね~。それにしても利食いって難しいな。最近エントリーしたポジション、決済せずに保有していたら、まだまだ利幅を伸ばせたモノが何個かある。



改めて思う、スイングの基本は利食わず保有!



まあ、いいや!



今日はシリーズ第4弾だ!




なぜ感情やヤル気が長続きしないのか?



この理由と、長続きさせる秘訣を書いてみる。


昔、俺が高校を卒業して横浜の大学に進学した頃の話。実家が貧乏だったから、学費の安い国立の夜間大学に進んだ(1校だけ受験して、落ちたら就職するつもりだった)。昼間は働いて、夕方から大学で勉強し、安い学食で晩飯を済ませていた。財布の中はピーピーだったけど、学費や生活費は何とか自分で工面した。


当時のバイト先は運送会社。横浜の保土ヶ谷区のアパートから南区にある蒔田って所まで、朝早くから原チャリで通勤していた。運転免許を取ったばかりで、田舎の岡山から出てきたばかりの俺だから、最初はトヨタの部品なんかをディーラーにルート配送する仕事だった。1日3回、同じルートを走って部品の配達をしたんだ。


トラックの運転や横浜の道にも慣れ、元気も良かったし、定時よりも1時間早く出勤して先輩のトラックや社長のベンツを洗ってやったりもした。だからバイト先でも可愛がってもらえ、毎朝、社長の朝飯をコンビニまでお使いに行く時、俺の朝飯も買わせてもらえた。


ある時、その運送会社に大手の佐川急便から下請けの仕事が入ってきた。その仕事を俺が担当することになった。横浜の金沢区にある大きな営業所に4tトラックを着けて、毎朝5時から汗びっしょりになって荷物を積み込んだ。


厳しい現場だった。佐川の正社員は、まるでマシンのような速さで重たい荷物を崩れないように正確に積んでいく。少しでもノロノロしてベルトコンベアを止めたりすると強烈なゲキが飛んできた。俺の立場は下請けだし、ああいう業界は元々厳しいから。


余談だけど、佐川急便の社員って、いい車に乗ってたよ。普通の社員でもベンツやNSXに乗って通勤してた。


横浜で働きながら学生生活を始めて1年が経ったある日、バイト先の社長から佐川急便の”母の日”のチラシをもらった。母の日に、カーネーションの特大花束を佐川急便が届けてくれるってサービスだった。


通常5000円のところを、下請け業者は4000円でいいみたいで、その社長から言われた。


『いい機会だから、お袋さんに花を送っておけよ。お前を育ててくれたんだから。今、お前がこうやって横浜に来て働きながら大学に通っているのも、お袋さんのお陰だぞ。感謝の気持ちを形にしておけ。』

って。


で、4000円で申し込んだんだ。


その母の日の夜、お袋がボロ泣きしながら電話してきた。本当にスゲー豪華な花束だったらしく、俺がそんな事をするとも思ってなかったらしい。そりゃもうね、呼吸困難か!っていうくらいの泣きっぷりだった。


お袋は昼間は病院の看護助手、夕方からうどん屋でバイト、深夜にパチンコ屋の清掃をして、俺を高校に行かせてくれた。もちろん、お袋には感謝していた。ただ、感謝の気持ちを形にすると、ここまで効果があるとは思わなかった。


俺のお袋は、2年前にガンで死んだ。


今の俺はケアンズで完全な自由人になってしまったけど(笑)、一般企業での社会人なら上司や取引先にネクタイやらハンカチみたいな、ちょっとしたものをプレゼントするんでしょ?お歳暮とかお中元もそう。感謝の気持ちを形にしてるんだよね。


あとさ、男なら分かるかな?

俺が強烈な刺激を受けたモノ。


  • シルベスター・スタローン主演の映画 『ロッキー』
    自宅で腕立て・腹筋・背筋などの筋トレを開始するも、1週間で断念。当時中学生。

  • ロック歌手・矢沢永吉の自伝書 『成り上がり』
    ミュージシャンになろうとは思わなかったが、FXに出会うまで自分は何をしたら成り上がれるのか見当も付かなかった。当時高校生。

  • マイケル・ダグラス主演の映画 『ウオール街』
    おぼろげに投資家って職業を意識し始めた。でも、何をどうすればいいのか分からなかった。当時大学生。

  • ジャーナリスト落合信彦著 『狼たちへの伝言』
    世界は広い。いろんな世界を見てみたいと思った。でも当時は貧乏大学生。食べるので必死だった。人生初の海外旅行は、起業して落ち着いてからの32歳だった。

  • ロバート・キヨサキ著 『金持ちお父さん貧乏お父さん』
    脱サラ後に故郷の岡山にUターンして起業準備をしていた時に読んだ。なかなか商売のスタートすら切れず、自分の無力さと敗北感で潰されそうな時だった。2度とサラリーマンには戻らないと自分を鼓舞した。まあでも、すぐには結果は出なかった。

他にもいろんな刺激を受けたものがあるんだろうけど、記憶に残るのはこの5つ。これらの映画を見た後や本を読んだ後は、感情が高揚し、ヤル気になったもんだ。


だけど3日もすれば、日常生活に戻ってしまい、ヤル気とかモチベーションが続かなかった。何をやれば分からなくて、FXに出会うまでは、ただ惰性で生きるだけの毎日だった。


同じような経験をした者は多いと思う。今も、刺激を求めて自己啓発本を読んだり、セミナーに参加したり、でもまた日常に戻るのを繰り返し、現状が変わらない人は多いだろう。




どうして、あの時の感情は冷めてしまうのか?


かつての俺がそうだったように、モチベーションを燃やし続けることができない人は、決まってある勘違いをしている。その勘違いとは、



感情というものは、放っておいても持続するものだと思い込んでいる



ということ。


例えば、何か嫌なことがあっても、次の日にはすっかり忘れてることがあるよな。どんなに不愉快でも1週間も引きずることなんてまずないだろう。


『好きだから付き合ってくれ!』って言われたから付き合ってみりゃ、まだ一発もヤッてねえのに『別れよう!』って言いやがる女もいた。


年がら年中、男女の別れ話なんてあるんだから、”愛が永遠” だ、なんておとぎ話だろ、アんッ!


そう、




感情ってものは、放っておいたら消えてなくなるものなんだ


ということを、ハッキリと理解しておくべきだ。なぜ、このことをハッキリと理解する必要があるかというと、そう理解したとき初めて、



放っておいたら消えてしまう感情を、どうやって定着させたらいいのだろう?



っていう疑問が生まれてくるから。


例えば、誰かの携帯番号を聞いたとするよ。アナタならどうする?まずはメモを取るとか、すぐに携帯に登録するよな。そうしないと忘れてしまうから。


それと同じように、気分が高揚したときやモチベーションが上がった時は、その感情が消えてしまう前に同じようなことをしなけれなばらない。消えてしまう前に、その感情が定着させる方法が必要なんだ。

その唯一の方法とは、、




その感情を "行動" に変えること



だ。



モチベーションを燃やし続けることができる人ってのは、刺激を受けたらすぐに実践しているんだ。その場で行動に転換することが習慣になっていて、グズグズする方が気持ち悪いのだ。


本を読んだり、セミナーを受講して刺激を受けて、


『期待よりもいい内容だったな、なかなか良いこと言ってたよ』


って思っただけで、それだけで終わってしまう。(テぇメぇーはひょ~ろんかかボケぇッ!)


『せいぜい、書かれてあったことを "そのうち" やってみよう』


と思うだけ。


もう分かっているだろうが、"そのうち" っていうのはまず訪れない。訪れるはずもない "そのうち" を待っているうちに、せっかく高揚した気持ちやモチベーションが冷めてしまう。


前述した神戸のボスが、以前、神戸新聞の記者から取材を受けた時、会社の大躍進の秘訣を尋ねられた。


そして、こう答えたそうだ。



『すぐにやる』



成功者はみんな共通して実践している。すぐにやる。


トレードで勝てないってほざく奴の共通点は、検証しない、統計出しもしない、そもそも実弾トレードすらしていない。もしくはちょこっと数回トレードしただけで、カネが減る恐怖でトレードができなくなっている。


そして、



トレード本を読むことがトレードの勉強だと勘違いしている



いいか、スケートの浅田真央ちゃんは氷の上で何度もスッ転びながら練習して、スケートが上達したんだ。氷の上で転んでみろ、きっと痛いぞ!スケートの指南本を読んだけで上達するはずがない!


プロ野球選手も、プロサッカー選手も、プロゴルファーも、実際にグラインドで汗を流したり、何万回も素振りをしたからプロレベルに達しているんだ。最初からプロレベルではなかった。実際に練習という行動を取ったからプロになったんだ。



あとさ、



忙しい人ほどメールの返信が速い





よな。


メールの返信が遅い奴って、『すみません、忙しくって・・・』ってよく言うけれど、そういう奴は実は暇だ。


本当に忙しい人は、メールが来る度にパパッと処理していかないと、次から次へと展開していく仕事に埋もれてしまう。だからすぐに返事をしないと心地悪いもんだ。


でも、暇な人は他に大した仕事がないから、しばらく放置しても埋もれないで済む。だから、『 ”そのうち” 返事をすればいいや』って考えても、心地悪くない。


同じように、忙しい人ほど、感情をすぐに行動に移すことを心掛けている。


以前、1日で8連敗した時、ベッドに入ってウトウトしながら、なぜエントリーに失敗したのか考えていた。そして、こういう場面でエントリーしたら上手くいくのではないか?とアイデアが浮かび、ベッドから飛び起きてパソコンを立ち上げ、チャートを出して検証をし始めた。


嫁さんから、


『もうこんな夜中だから明日にすればいいじゃない?』


って小言を言われた。



結局、朝まで検証が続き、ひとつの確信を得ることになった。



それが、俺の取引手法の軸となるルール①だ。



俺には明日も明後日もない。トレーダーは勝たなきゃ食って行けないんだ。




そう、



明日やろうはバカ野郎



だ。




それにしても、





放っておけば消えてしまう感情を、行動に変えることで定着できるのは何故だろうか?




感情を感じたことの表現として、『私は感動した』とか、『オレは傷ついた』とか、『私はワクワクした』って言い方をするよな。



よくよく考えてみると、決して "私" が能動的に感動したワケではない。感動しようと思って感動したワケでなく、『 "私" 以外の何かによって、感動 ”させられた” 』っていうのが本当のところ。




もし "私" が能動的に感動したというのなら、いつでも自由に感動したりモチベーションを上げることができるはず。感動の感情が消えるはずがない。必要な時に、いつでも自由に心を奮起させることができるはずだよな。


しかし、現実はそうじゃない。だからこそ、『もう一度、奮起してみたい』と、刺激を求めて新刊書やセミナーを漁ったり、気晴らしに映画を見に行くワケだろ?


感情は常に、”受動的” なモノだ。自家発電できるものじゃない。だから、感情を動かしてくれる "何か" がなければ、自分の意志では感動したり奮起したりできないワケだ。





受け取るだけの人は、本当は決して豊かになれない。与える人が豊かになるものだ




与えることは能動的だが、受け取るのは受動的だ。与えられるのを待っていたり、もっと与えられることを願うことしかできない奴って、実に無力だと思わないか?


たまたま与えられたものは、自分のモノでも実力でもない。自分で獲得したものだけが、自分のモノになる。



では、感情を行動に変えることの本当の意味とは・・・




感動は "受動的" な体験
行動は "能動的" な体験






もちろん、無理やり "行動させられる" こともあるだろう。しかし、行動するかしないかの最終的な判断は、アナタが主体的に下すもの。『納得いかないけど、仕方ない。言われた通りにやってみよう』と判断し、実際に行動に移すのは、やっぱりアナタの判断のはず。


だから "行動"能動的なものなのだ。


放っておけば消えてしまう感情を、行動に変えることによって定着できるのは何故か?


それは、



受動的な体験を、能動的な体験にシフトしたから




なんだ。



例えば、今までドライブで助手席に乗っていたアナタが、今度は自分で "ハンドルを握る" ようなもの。行きたいところに行けばいいし、パーキングエリアで休憩するのもアナタの自由。そのドライブは、"アナタ自身のもの" になるワケだ。



バイト先の社長が、『感謝の気持ちを形にしておけ』と言ったこと。神戸のボスが、『すぐにやる』ことで大成功したこと。




これらすべてが、




受動的な体験を能動的な体験に変えること



になるんだ。



数年前、俺の "東京のアニキ" と2人で九州の対馬にクロマグロを釣りに行った時のことだ。天候が悪く、翌朝の出船ができなくなってしまい、波止場のスナックで散々飲んだ後に、ビジネスでの成功の秘訣を聞いたことがある。




するとアニキはこう言った。





『俺は求めない、与えるだけだ』




あの時は何を言っているのかサッパリ分からなかったが、ようやく最近、意味がわかってきた。



つまり、アニキは受動的な体験に期待せず、能動的な体験をするように心がけていた。だからアニキに感動させられて、アニキには多くの取引先やビジネスパートナーが生まれ、みんながアニキを慕ってついていく循環ができた。


20代の頃から飲むのは銀座だけっていうスタイルも、アニキには海外からの顧客も多いし、接待でお店側の協力も必要になる。そうなれば銀座のホスピタリティーは、アニキにとって最強の武器になる。



それをアニキは分かっていたから、起業した当初からその姿勢を貫いてきた。



それが、




俺は求めない、与えるだけだ



っていう言葉に現れたと、俺は解釈している。





”愛が永遠ではない” からこそ、俺は毎年の結婚記念日や嫁さんの誕生日は、日ごろの感謝の気持ちをプレゼントにして贈ったり、レストランで食事するようにしている。




ちなみに、以前、俺に強烈な刺激を与えてくれた5つの映画や本の内容。

今、そのすべてを実行している。



男だからジムで筋トレするし、FXに出会って成り上がることだけを考えるようになり、生活の全てがFXで勝つことを中心にし、生涯において現役トレーダーであり続けることを目標にした。またオーストラリアに住むことで日本では常識だったことが、海外では常識ではないことを知り、金を産んでくれる資産にだけカネを投じるようになった。分不相応な車や腕時計は俺には必要ない、そんなもん負債だから。そして、安っぽいオネエチャンに会うために酒を飲みに行かなくなった。





じゃ、今日のまとめだ。




ヤル気が出たら、すぐに行動しよう!




この記事を読んで、なるほどって感じただけでなく、すぐに行動する自分にシフトしよう。


次回は、潜在意識のブレーキを弱めるもう一つの方法、心の芯が強く、強烈な欲望(強欲)を持つものだけが成せる方法について書いてみる。



⇒ プロトレーダーとして自立するまでの道⑤


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FXパーソナルコンサルティング

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