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任意の損切り額を“R”とし、
下記の2 種類のトレード手法で一定期間運用したとします。

 

①勝率7 割  損益比率 2R:R
 勝ち金額 14R
 負け金額 3R
 利益額 11R
 

②勝率3 割  損益比率 20R:R
 勝ち金額 60R
 負け金額 7R
 利益額 53R

 

ご覧のとおり、勝率が悪くても損益比率の高い②の手法の方が最終的に多くの利益が残ります。

もし、自分のトレード手法の改善を試みるなら、勝率に対するこだわりを捨て、損益比率を引き上げることに徹底してみればいい。

 

損失額を減らし、利益額を増やすことに集中するべきだ。だけど、この思考でトレードをするととんでもないくらい連敗をする。俺も駆け出し時代、40連敗を喫したことがある。取引履歴が真っ赤になり、永遠に勝つことのできない最強に不運な奴だと、自信喪失と自己嫌悪の毎日だった。

 

やっとの思いで勝ちトレードをもぎ取ったって、チキン利食いだからそれまでの負けトレードを補うことができない。またチャンスが来たら絶対にエントリーすると決めていても、躊躇して利食いトレードを逃すことも連発。損失を恐れる当たり前の感情が、トレーダーの決断を鈍らせる。


 

人間は確実性を求めすぎるために、苦痛から逃れようとする傾向が強い。これはプロスペクト理論で証明されている。“プロスペクト理論”とは、2002 年ノーベル経済学賞を受賞した行動経済学における理論であり、ダニエル・カーネマンとエイモス・ドベルスキーによって考案された。

 

利益を得る事よりも、損失を回避しようとする意識の方が強いので、トレードの最中にビビってエントリーできなくなったり、抱えている含み損をLCせずに建値に戻るようお祈りしてみたりする。

 

相場とは、極少数派が大多数の資金を巻き上げるゲーム。平凡とか普通ではなく、圧倒的にズバ抜けて上を目指さなければ生きて行けない世界です。

 

納税者の95%がサラリーマンで、自営業者が5%である事実も、安全と確実性を求める人間の本質が作用している。

 

相場で成功できるのは100人のトレーダーのうち、1人か2人。それは安全と確実性を捨て、リスクを取ることができる人間らしさが欠如した者。だから勝てるトレーダーは一般社会では変わり者と扱われる傾向がある。人付き合いが悪いとか、情が薄い奴だと勘違いされてしまう。

 

あなたが歴史に名を残すような高いIQの持ち主であっても、明日の為替レートを100%当てることはできない。絶対に不可能だ。
 

投機や賭けなど勝負事を成功させるのはヤマ勘じゃない。勝負事で一貫した成功を収めるには、自らを導くルールを持たなければならない。
 

そのルールは、最初は勝率を無視し、損益比率をとことん引き上げることに集中しなければならない。トレードはスポーツと同じ。チャンピオンは試合で勝ったからではなく、何年にも及ぶ厳しい練習に勝ってきた。何度も何度も地道な検証と実戦を繰り返し、トレードの精度を高めることで勝率は改善されていく。

 

だから素人が熟練トレーダーから取引手法を教わったって、すぐに同じような取引をして同じような結果を残すことはできない。
 

プロ野球選手を目指す者が、プロサッカー選手を目指す者が、プロゴルファーを目指す者が、たった数日の指導を受けただけで一流プレーヤーになれるだろうか。プロトレーダーも同じです。

 

勝率と損益比率、そして破産確率。
 

この3つの確率を理解したトレーダーは、一般的なトレーダーが『まさかそんな危険なところで!』と思うような場所で涼しげな顔でエントリーしていく。そのトレードで勝とうが負けようがお構いなし。確率的にその場面に優位性があるからエントリーしているだけ。過去の統計に基づく自分の手法を信じ切っているからこそできること。
 

ここまで来て初めて、「複利の力」を体感できるようになる。
 


 

かつて、天才アインシュタインはこう言った。
 

『人類史上最大の発見は「複利の力」である』


 

自分で体験したから、この話は本当のことだと胸を張って言える。だけど、「複利の力」を利用できる実力を身に着けることが最優先。



間違っても「複利の力」に利用されてはいけない。それが借金。


 



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